日盲社協が主催する「点字技能士」とは、どんな資格なのか?
点字技能士は、「社会福祉法人 日本盲目社会福祉施設協議会(以下 日盲社協)」が主催・運営している医療・社会福祉分野の民間資格です。
日盲社協は1953年(昭和28年)に発足した歴史のある団体であり、会員施設数は200有余だと言われています。
日盲社協の目的は、視覚障害者の福祉活動を増進・寄与することであり、社会福祉関連の期間や団体と連携しながら、様々な活動が行われています。
点字技能士の育成や検定試験の実施も、日盲社協の大義ある目的の一つだと言えるでしょう。
点字技能士とは、どんな資格なのか?
点字技能士は、視覚障害者の方々へ情報を伝える「点字」のスペシャリスト資格です。
点訳や点字の公正だけでなく、点字を指導したり、点字の監修も実践できたりなど、汎用性があります。
点字技能士の試験概要
日盲社協が主催する点字技能士の試験概要についてまとめました。
<受験資格>
日盲社協、または社会福祉法人日本盲人会連合にて、3年以上に渡り点字製作に従事した者
<申込期間>
7月〜9月
<試験日>
11月
<出題範囲>
学科試験と実技試験があります。学科試験の概要は以下の通りです。
・障害者福祉、視覚障害者福祉に関する知識
・国語の読解力と文法的な理解
・視覚障害者児の教育について
・点字の基礎と表現法、歴史について
<試験地>
東京、大阪、他2会場
※令和元年(2019年)11月に実施された検定試験の会場は、東京都、大阪府、愛知県、福島県の4会場でした。
<申込方法>
願書に必要事項を記入し、受験料の受領書(コピー)を同封し、日盲社協へ送付する
令和元年に行われた「第20回 日盲社協社内検定試験」では、77名の方が受験し、13名の方が合格されたそうです。
また令和2年度(2020年度)に開催が予定されたいた「第21回 日盲社協社内検定試験」は、新型コロナウイルス感染症による社会的な状況を鑑み、開催が中止されました。
令和3年度以降の開催については、日盲社協公式サイトの「日盲社協社内検定試験(点字技能師)」における「募集要項」の内容を要確認です。
⇒ 日盲社協の公式サイトはこちら
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