フードコーディネーターとはどのような資格なのか?
フードコーディネーターは、平成6年(1994年)に創立された「NPO法人 日本フードコーディネーター協会」が認定・運営している民間資格の1つです。
1級から3級までのレベルがあり、2021年3月時点におけるフードコーディネーターの有資格者数は、1級が約120名、2級が約1,860名、3級が約71,300名と公表されています。
そんなフードコーディネーターの資格で得た知識は、食品の開発や演出、お店の運営など、様々な場所で活用できます。
〇食の開発
飲食店の料理や、学校の給食、食品メーカーでの商品の開発。地方自治体の名産品の演出や、食品の顧客開拓、観光業における食のサービスなど。
〇お店や料理教室の運営
飲食店や小売店の運営、新しい業態の開発など。料理教室や、道の駅などの運営にも役立つ。
〇食の演出
食品や料理を魅力的に見せるためのスタイリングや空間コーディネート。食に関わる記事の執筆。イベントにおける食品の売り方など
フードコーディネーターは”食のトータルクリエーター”という異名もあり、飲食店や小売店、一般企業、観光業など、実際に資格を取得された方々は、幅広い場所で活躍されているようです。
フードコーディネーター「3級」の試験概要
フードコーディネーター3級は、食文化やお店の運営など、食に関わる幅広い知識が求められます。
<受験資格>
中学校卒業以上
<受験料>
一般 11,000円、会員 6,000円
※3級の資格認定料は21,000円
<試験科目>
経済・経営、文化、デザイン・アート、科学
<試験日>
11月頃
<試験対策講座>
10月頃にオンライン講座で開催(希望者のみ)
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フードコーディネーター「2級」の試験概要
フードコーディネーター2級の資格は、まず始めに1次試験に合格し、続いて2次資格認定講座を受講します。そして企画書の課題を提出することで取得できます。
<受験資格>
3級資格の認定登録者
<試験内容>
商品開発、レストランプロデュース、イベント・メディア、ホスピタリティ&ライフサポート、食の生産・流通・消費
<試験日>
6月頃
<試験地>
全国の指定会場
<1次試験の合格率>
2018年度 ⇒ 83.85%
2019年度 ⇒ 86.49%
<2次資格認定講座>
8月頃、オンライン講座にて実施
フードコーディネーター「1級」の試験概要
1級は、フードコーディネーターのトップレベルと言える資格であり、食に関わる一流の知識を持ち合わせているだけでなく、各分野のスペシャリストと共同して問題を解決する能力が求められます。
<応募資格>
2級資格の認定登録者
<試験日>
1次試験:企画書審査は9月末締め切り
2次試験:2〜3月
<2次試験の会場>
東京
<試験内容>
1次試験:商品開発、レストランプロデュース、イベント・メディアの中から1つを選択し、企画書を提出する
2次試験:面接と、企画書を用いたプレゼンテーションを実施
⇒ 日本フードコーディネーター協会の公式サイトはこちら
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