エネルギー管理士(国家資格)の取得方法や試験概要

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エネルギー管理士とは、どのような国家資格なのか?

エネルギー管理士の写真(イメージ)

エネルギー管理士は、一般財団法人省エネルギーセンター(ECCJ)が運営・認定している国家資格です。

日本は諸外国と比較してエネルギー資源が少ないと言われており、可能な限りエネルギーを有効活用することが求められています。

エネルギー管理士はこのような背景のもと、エネルギー使用の合理化や安全性の確保を促すために、以下のような業務に携わります。

・エネルギー使用方法の監視や改善

・エネルギー設備の維持や保全

・経済産業省関連の法令で定められている業務の管理

日本では「エネルギーの使用の合理化等に関する法律(略して省エネ法)」が定められており、大口のエネルギーを消費する工場の場合、エネルギー管理者を選任することが義務付けられています。

このエネルギー管理者は、エネルギー管理士の国家資格取得者の中から選ぶ必要があるため、一定の需要が期待できる資格だと言えるでしょう。

エネルギー管理士資格の取得方法

エネルギー管理士の国家資格の取得方法は、試験による取得方法と、認定研修による取得方法の2つのパターンがあります。

1.国家試験に合格して取得する方法

経済産業大臣が指定している認定機関「一般財団法人省エネルギーセンター」が、毎年8月に実施している試験を受験し、合格する必要があります。

2.認定研修を受講して取得する方法

エネルギー管理士の国家資格試験を実施している省エネルギーセンターでは、毎年12月にエネルギー管理研修を実施しています。

この研修を受講し、修了すれば資格を得られるのですが、研修を受講するためには実務経験が必要です。

具体的には研修を申し込む時までに、エネルギー利用の合理化に関わる実務を3年以上勤め上げることが条件となっています。

エネルギー管理士の試験概要について

エネルギー管理士の試験概要は以下の通りです。最新情報については、省エネルギーセンターが運営しているエネルギー管理士の公式ページにてご確認願います。

受験資格

制限なし(誰でも受験可)

申込期間

例年5月上旬〜6月上旬

試験月

8月

合格発表

9月中旬

試験科目

必須基礎科目 ⇒ エネルギー総合管理及び法規

選択専門科目 ⇒ 燃料と燃焼、熱と流体の流れの基礎、電気の基礎、電気設備及び機器、電力応用など

合格率

20.1%(2016年度、合格者は2,108人)

試験地

北海道、宮城県、東京都、愛知県、富山県、大阪府、広島県、香川県、福岡県、沖縄県

省エネルギーセンターの公式サイトはこちら

エネルギー管理士の公式ページはこちら

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