技術者のスペシャリスト資格「技術士・技術士補」
技術士とは、化学技術分野におけるスペシャリストとして、国が認めた人物に与えられる国家資格です。
専門的学識だけでなく、専門的応用力も兼ね備える必要があります。第一次試験は誰でも受験可能で、これに合格すれば「技術士補」の資格を受け取れます。
そして「技術士」の資格については、技術士補を取得し、さらに一定の経験を積むことで受験資格が与えられます。
技術士は、高度な専門技術が必要とする事案について、計画、設計、分析、試験、評価、指導業務など、あらゆる状況に対応できる能力が求められます。合格率は2012年で14.3%なので、難関の資格だと考えて良いでしょう。
<技術士・技術士捕の国家試験について>
試験日:第一次⇒10月上旬、第二次・筆記⇒8月上旬
第二次・口頭⇒12月上旬〜翌年1月下旬の間で指定された1日
受験料:第一次⇒11,000円、第二次⇒14,000円
試験地:
第一次と第二次・筆記⇒北海道、宮城、東京、神奈川、新潟、石川、愛知、大阪、広島、香川、福岡、沖縄
第二次・口頭⇒東京(筆記合格者のみ)
合格率:14.3%(技術士)
受験資格:
技術士第一次試験(技術士補)⇒誰でも受験可
技術士第二次試験(技術士)⇒技術士補の国家試験に合格しており、以下の1〜3のいずれかに該当する者
1.技術士補として、技術士を補助した経験が4年を超える者
2.第一次試験に合格した後、優れた指導者の監督の下で、経験が4年を超える者
3.科学技術に関する計画、研究、設計、分析、試験、評価などの指導業務経験が、第一次試験合格前の業務経験を含めて7年を超える者
※ただし、総合技術監理部門を受験する場合は、上記よりも更に3年の経験年数が必要となる
試験内容:
第一次試験⇒全科目多肢択一式試験
基礎科目⇒科学技術全般にわたる基礎知識
適正科目⇒技術士法第4章(技術士等の義務)の規定の遵守に関する適性
共通科目⇒物理学、化学、数学、地学、生物学のうち2科目を選択
専門科目⇒20の技術部門(機械、電気電子、船舶、化学、環境、放射線、原子力など)から選択した1部門について
第二次試験⇒筆記試験と口頭試験(後者は筆記試験合格者のみ)
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