国家資格である「危険物取扱者(甲・乙・丙)」の内容
危険物取扱者は、化学物質の安全を管理する国家資格の1つです。甲種、乙種、丙種の3種類があり、丙種が一番簡単な試験として位置づけられています。(※ちなみに危険物取扱者の資格の種類の読み方は、甲(こう)、乙(おつ)、丙(へい)です。)
丙種は、灯油やガソリン、軽油、重油などの特定の危険物を取り扱うことができます。乙種は第1類〜第6類に分かれており、合格した類のみの危険物の取扱が認められるようになります。
そして甲種は、全種類の危険物の取扱が認められています。危険物取扱者のスペシャリストを目指すのであれば、甲種の取得を目指したいところですね。
<危険物取扱者(甲種・乙種・丙種)の試験内容>
試験日・申込期間:都道府県や試験区分によって異なる
受験料:丙種⇒2,700円、乙種⇒3,400円、甲種⇒5,000円
試験地:各都道府県
受験資格:
丙種・乙種⇒誰でも受験可
甲種⇒以下のいずれかに該当する場合
1.大学や短大、高等専門学校、専修学校にて、化学に関する学科等を修めて卒業した者、または大学等において化学に関する授業科目を15単位以上取得した者。
2.乙種危険物取扱者の免許を交付された後、危険物製造所等の現場にて2年以上の経験があるもの。
3.以下の4種の乙種危険物取扱者の免状を交付あれている者⇒(第1類又は第6類、第3類、第2類又は第4類、第5類)
4.博士や修士の学位を授与された者で、化学に関しての事項を専攻したもの。
問い合わせ先:(財)消防試験研究センター各支部(東京の場合は中央試験センター)
試験に関する公式ページ:https://www.shoubo-shiken.or.jp/kikenbutsu/
試験内容:危険物に関する法令、燃焼および消化に関する基礎的知識、危険物の性質、火災予防、消化の予防法など。
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