貿易実務検定とは、どんな資格なのか?
貿易実務検定は、日本貿易実務検定協会が運営している民間資格の1つです。
1998年(平成10年)に第1回試験が行われた歴史のある検定試験であり、20年後の2018年(平成30年)には、受験申込者数が20万人を突破。
貿易やマーケティングの仕事に携わる会社員の方々だけでなく、他業種の社会人や、学生さんなどからも注目を集める資格となっています。
国際的なルールはいくつか存在するものの、貿易の自由化は今や当たり前のようになりました。
大企業のみならず、中小企業でも海外の企業と取引する場面が増えています。
貿易実務検定では、貿易実務に関する幅広い知識を養えます。
商談や契約、マーケティング、代金決済、クレーム対応など、貿易実務について様々なノウハウを学ぶことが可能です。
そして貿易実務検定の各資格を取得することで、貿易実務を担えるエキスパートとして、企業からも一定の評価を受けられます。
主催している日本貿易実務検定協会はこの検定試験に関する情報公開も積極的に行っており、各級の受験者数や合格率の他、各級ごとの講座も随時開催中です。
貿易実務検定の試験概要
貿易実務検定は、A〜Cまでの3つの級にわかれています。試験地や受験料、各級のレベルは以下の通りです。
<試験地>
東京、横浜、埼玉、千葉、名古屋、大阪、神戸、福岡、沖縄
<受験料>
A級 ⇒ 12,760円
B級 ⇒ 7,480円
C級 ⇒ 6,270円
A級・B級の併願 ⇒ 20,240円
B級・C級の併願 ⇒ 13,750円
※各金額は税込表記です。
<各級のレベルについて>
A級 ⇒ 貿易実務における判断業務ができる。実務経験は3〜4年以上のレベル。
B級 ⇒ 貿易実務における中堅層が対象。実務経験は1〜3年のレベル。
C級 ⇒ 貿易実務での定型業務をこなせる。実務経験は概ね1〜3年ぐらい。
<試験科目>
A級・B級 ⇒ 貿易実務、貿易マーケティング、貿易実務英語
C級 ⇒ 貿易実務、貿易実務英語
<試験日>
A級 ⇒ 7月、12月
B級 ⇒ 3月、7月、12月
C級 ⇒ 3月、5月、7月、10月、12月
※試験日については変更になる可能性もあるので、ご注意願います。
貿易実務検定の各級の合格率
貿易実務検定の各級の合格率については、日本貿易実務検定協会の公式サイトで公表されています。
〇A級の合格率(試験日:2020年10月)
38.7%(受験者111名、合格者43名)
〇B級の合格率(試験日:2021年3月)
52.1%(受験者1,255名、合格者654名)
〇C級の合格率(試験日:2021年3月)
61.9%(受験者2,155名、合格者1,335名)
⇒ 貿易実務検定(日本貿易実務検定協会)の公式サイトはこちら
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