ネットワークスペシャリスト試験はどんな国家資格なのか?
ネットワークスペシャリスト試験は、独立行政法人「情報処理推進機構」が主催している技術者向けの国家試験です。
インターネットが社会的に必要不可欠なインフラとまった今、ネットワークの構築や保全は情報社会における基盤であり、ネットワークに精通したスペシャリストは、無くてはならない職業の一つとされています。
このネットワークスペシャリスト試験に合格し、国家資格を取得することで、以下のような業務を主導的に担うことが可能になります。
〇ネットワーク管理者として、企画や設計、運用を行う
〇情報セキュリティの分野において、ネットワーク関連の技術支援を遂行する
〇ネットワークシステムの信頼性や効率性を分析し、企画や要件定義を実施する
情報処理技術者試験には、この他にも「ITストラテジスト試験」や「システムアーキテクト試験」、「データベーススペシャリスト試験」などがあります。
それぞれが専門的の高い資格であり、各分野のスペシャリストと協力して仕事を進める場面もあることが予想できます。
なお合格率については、2021年5月に情報処理推進機構「ネットワークスペシャリスト試験」の公式ページをチェックしてみたところ、応募者数18,342名、合格率14.4%と発表されていました。
応募者10名につき1〜2名程度の合格率となっています。
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ネットワークスペシャリスト試験の概要
ネットワークスペシャリスト試験の受験料や受験資格、試験日など、概要についてまとめました。
<受験資格>
誰でも受験可能(年齢、学歴、実務経験を問わない)
<略号>
ネットワークスペシャリスト試験 ⇒ NW
<試験科目>
午前の部 ⇒ コンピューター&システムの構成要素、ネットワーク、セキュリティ、ソフトウェア開発管理技術、システム開発技術など
午後の部 ⇒ ネットワークシステムの企画や要件定義、開発、運用、保守、さらにネットワークサービスの活用について
<試験地>
全国の主要都市
<申込期間>
1月中旬〜2月中旬(申し込み方法によって異なる場合あり)
<受験料>
5,700円
<試験日>
ネットワークスペシャリスト試験を含む高度な情報処理技術者試験は、春期と秋季で試験が分かれているものが多いです。
※情報処理技術者試験の春期と秋季の各試験日
春期 ⇒ 4月第3日曜日
秋季 ⇒ 10月第3日曜日
ネットワークスペシャリスト試験は令和元年度まで秋季(10月第3日曜日)の実施でしたが、令和2年度以降は春期(4月第3日曜日)へ変更になっています。
年度により変更になる可能性も考えられるので、事前に情報処理推進機構の公式ページで確認しておきましょう。
⇒ ネットワークスペシャリスト試験(情報処理推進機構)の公式ページはこちら
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